氷上の表現者たち

氷の真っ白いキャンパス上では、三者三様テーマに沿った衣装をまとった選手たちが、音楽に合わせて全身全霊で思い思いのストーリーを描いていきます。ある者はおてんばなお姫様、ある者は森の妖精、またある者は勇ましい闘牛士と、同じものは存在しません。

最近フィギュアスケートの人気が高まっています。特に日本男子代表は、大会の度に上位に肩を並べています。しかし、日本人の出番になるとドキドキして心臓に悪いので、じっくりと観ることができません。もし失敗したら、もしジャンプで転んだらと余計な心配が脳裏を駆け巡り、気が気でなりません。

私がスケート靴を履いた経験は、生涯で2回だけです。その上、2回とも滑るどころか歩くこともできませんでした。いえ、立つことすらできなかったのです。足はむくみ、痛くて、靴を脱ぐのに大変な思いをしたことを覚えています。オーバーな言い方をすれば、それ以来、私は氷上を断念しました。もちろん、スケート場にも行っていません。その為、小さな子がスケートリンクで器用に滑るのをテレビで見る度に感心してしまいます。

スケート選手は皆若く、小さい時からトレーニングを重ねて来たことが窺い知れます。やはり何かを習うなら早いうちであり、そして素質と本人の努力、諦めない強い心がアスリートを作っていくのだと思いました。

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